治療内容

当院では東洋医学の理論、とりわけ中医学を医学基礎とし、北辰会方式に準じた
弁証(現代医学にいう診断のこと)を行うために、四診(望・聞・問・切)という診察法を駆使します。

  *北辰会は、1979年、藤本蓮風先生を筆頭に、伝統鍼灸の有志により旗揚げされた団体です。
主な活動内容は、藤本蓮風先生の膨大な臨床実践から、誰もが学べる診断治療法則を理論化するための「北辰会方式」を構築し、
伝統鍼灸に基づく臨床研究・啓蒙・後進の育成が行われています。

治療の流れ

上記の通り当院では、四診(望診・聞診・問診・切診)により弁証(現代医学に言う診断のこと)を行い個々の病態に応じた治療を行います。

四診:

◎望診:お身体の全体的な形態、顔色、顔面各部の観察 舌診(舌の色や形状)の観察、爪や手足の色、腹部・背部の色や形状や変化など視覚的情報を詳しく分析します。

◎聞診:声色・声量、患部の音や臭気によって、病の性質や体力の程度・病の勢いを分析します。

◎問診:病や症状の発症背景にどういった要因や変化があったのか、また生活習慣がどのように影響しているか
など多岐にわたってお聞かせ頂くことにより、病の原因や性質、予後(今後起こりうる病態の変化)
などを分析します。
(とりわけ、当院では患者様からお伝え頂く情報を重視し、初診では約1時間強ほどの詳細かつ丁寧な問診を行います。)

◎切診:望診・聞診・問診から得られた情報を踏まえた上で行います。

ⅰ脈診:
寸口(手首)の脈の打ち方(速さ、硬さ、形状など)で体力と病気の力関係、
病気の性質や位置などを分析します。

ⅱ腹診:
腹部の緊張と弛緩の分布や寒熱から、身体の上下左右のバランスや臓腑(内臓)の状況を分析します。

ⅲ背候診:
背部にある経穴を詳しく観察することで、臓腑の異常や空間的バランスなどを分析します。

ⅳ原穴診・切経:
全身をめぐる経絡を代表する原穴や経穴の状況から、臓腑・経絡の異常を分析してゆきます。

 
 
このように問診をはじめ、舌診、脈診、腹診など東洋医学独自の診察法を行い、多面的に情報を分析して病苦の病因(原因)と病理(病苦に至るメカニズム)を考察し、現時点での証(現代医学にいう診断名)と治療方法を決定します。
そして、それらの分析を効果的に発揮するため、適切な少数の経穴(ツボ)に鍼や灸を行います。
個々の病態や症状にあわせ施術法と施術箇所を決定する為、施術法や施術箇所のリクエストには応じられませんが、負担になる施術は行いませんのでご安心ください。
(按摩・指圧マッサージは一切行っておりません。)